SSブログ
レイヤードエフェクト ブログトップ

16:9 に横伸びした4:3素材を修正 [レイヤードエフェクト]



前回、iPhone 6 で連写した写真から動画を作りましたが、元素材が 4:3 なのに、16:9 でインポートしたため動画が横伸びになってしまいました。今回はこれを修正します。4:3にすると両サイドが空きますが、そこには横伸び映像をぼかしてごまかします。

インポート設定で、"現在のフォーマットに適合した画像" ではなく "小さい画像はリサイズしない" にチェックマークを付けてインポートすれば、画像は 4:3で両サイドに黒がついた映像になります。

アスペクト比を修正17.png

でも、結局両サイドの黒の部分を何とかしなければいけないので、どっちもどっちかな。


シーケンスを複製



失敗してぐちゃぐちゃになったときに備えて、元のシーケンスを残しておきたい。シーケンスのコピーを作成します。

iPhone 4 Sequences ビンで、"猫歩き" シーケンスをクリックして選択し、 Ctrl  キーを押しながら  キーを押すと、"猫歩き.Copy01" というシーケンスができます。"編集" メニューから "複製" をクリックしても同じ結果になります。

アスペクト比を修正1.jpg

複製のイメージを図にしてみました。

アスペクト比を修正2.png

これは、マスタークリップが Avid MediaFiles フォルダ内のファイルをポイントしている例ですが、リンクしたマスタークリップ カット編集11.png の場合は、メディアファイルとして、他のどこかのフォルダにある元素材(.mov や .mp4)をポイントしています。


V1 のカットを V2 にコピー



スマートツールの "リフト/オーバーライト" ボタンのみオンにします。他はオフ。

アスペクト比を修正3.png

V1 のカット上にマウスを置くと、ポインタが "赤の右矢印" になります。そこでクリックして上へドラッグすると、V2トラックが出現します。まだドロップせず、Alt キーを押すと、ドラッグする前状態のカットも V1 に表示されます。(コンポーザー・ウインドウも 4画面になったりして、なんだかよくわからない状態になるが、無視)

アスペクト比を修正4.png

 Alt  キーを押しながらドロップすると、コピー完了。

アスペクト比を修正5.png


タイムラインのトラックを増やす・減らす



トラックは必要なときに自動的に増えますが、Vトラックを意識的に増やすには、タイムライン・ウインドウが選択されている状態で、 Ctrl  キーを押しながら  キーを押します。Aトラックを増やすには、 Ctrl  キーを押しながら  U  キーを押します。

"タイムライン" メニュー>"新規">"ビデオトラック" または "オーディオトラック" も使えます。

アスペクト比を修正8.png

不要なトラックを消すには、トラックセレクターパネルで消したいトラックをオン、残したいトラックをオフにし、 Delete  キーを押します。

間違って消したり増やしたりした場合、 Ctrl  アンドゥ


ブラー(ぼかし)エフェクトをかける



V1は横に引き伸ばされたまま、バックグラウンドでぼけた映像にし、V2を4:3に修正します。

V2のトラックセレクターパネルをクリックしてオフにし、編集するトラックをV1のみにします。ビデオトラックのモニタ位置のアイコン(下図の赤枠)もV1に置きます。

アスペクト比を修正6.png

プロジェクト・ウインドウのエフェクトボタンをクリック。

iPhone 連写写真から動画8.png

フィルタ>Imageをクリック。

アスペクト比を修正7.png

右にある "ブラーエフェクト" のアイコンをV1トラック上のカットにドラッグ&ドロップ。

アスペクト比を修正9.png

エフェクトエディタが開かなかったら、タイムラインの "エフェクトモード" ボタンをクリック。

アスペクト比を修正10.png

ブラーエフェクトをかけるには、まずエフェクトをかける部分を画面内で囲む必要があります。今回は画面全体にかけけたいので、画面全体を囲めるように、コンポーザー・ウインドウのレコードモニタをクリックして選択 →  Ctrl   で画面を縮小("編集" メニュー>"画面を縮小")し、75%にします。

アスペクト比を修正11.jpg

エフェクトエディタの右端の "長方形" ツールをクリックし、レコードモニタで画面を囲むようにドラッグします。

アスペクト比を修正12.jpg

ブラーがかかりました。

アスペクト比を修正13.jpg


3Dエフェクトで16:9に伸びた映像を4:3に縮める



"ソース/レコードモード" ボタンをクリックして "エフェクトモード" から抜けます。

iPhone 連写写真から動画27.pngタイムラインのトラックセレクターパネルのV2をクリックしてオンにし、V2のトラックモニタリングのボタンをクリックしてオンにします。V2の映像(ぼけてない)が見えるようになりました。

アスペクト比を修正14.png


エフェクトエディタで "スケール" の左の三角印をクリックして下に広げ、"固定比率" をクリックしてオフにします。次に "X" の〇を左に少しドラッグし、75近くになったらマウスを離し、 右矢印  キーか  左矢印  キーで75にします。
アスペクト比を修正15.png
V2の映像が縮み、V1の映像が両サイドに見えてきました。
アスペクト比を修正16.jpg
レンダリングしました。

"猫モミモミ" も同様に、
①シーケンスの複製
②V1のカットをV2にコピー
③V1のカットにブラー(ぼかし)
④V2のカットに3D Warp
⑤レンダリング
を行いました。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

ぼかしエフェクトをキーフレームで動かす [レイヤードエフェクト]



作業中の V520M 1プロジェクトですが、猫の動画に人が映りこんでいるカットがあったので、ぼかしエフェクトで隠します。

人はこんなふうに、

キーフレーム7.jpg

映りこんでいるので、ぼかしを動かしたり、大きさを変えたりしなきゃ。キーフレームを使います。

現在、タイムラインはこんな感じ。エフェクトをかけるのは下図黄枠で囲んだカット。

キーフレーム10.jpg

ぼかしをかけるには、プロジェクト・ウインドウのエフェクト一覧からブラーエフェクトをカット上にドラッグ&ドロップするのですが、ブラーエフェクトを乗せるとカラコレがなくなってしまいました。なので今回は、カットそのものではなくカットの上の何もないトラックにブラーエフェクトを乗せます。


編集点を追加する



編集点、つまりカット区切りをシーケンスのV2トラックに追加して、エフェクトをかける範囲に空白のカットを作ります。V2以外に編集点が切られるのを防ぐため、トラックセレクターパネルで  V2  をオン、その他のトラックをオフにしました。

人が映りこむ最初のフレームを、   キーや( キーを押しながら  や  キーを押す "1/8 スピード" で動かすと探しやすかった) 左右矢印  キー(1フレ送り、戻し)で探して、そこに青い線を置き、"編集点追加" ボタンをクリック。

キーフレーム11.png

キーボードでは  キー。

キーフレーム12.png

人が映りこむ最後のフレーム +1フレ にも "編集点追加"。V2 に空白のカットができました。

キーフレーム13.png


なぜ +1 フレ



Media Composer の動画の範囲の決め方。

イン点は、選択したフレームの始まり。アウト点は、選択したフレームの終わり。

なぜ+1するか1.png


編集点は、選択したフレームの始まり。

なぜ+1するか2.png

なので、エフェクトをかけたい範囲の最後のフレーム(上図赤のフレーム)を範囲に入れるには、最後のフレーム +1フレ に編集点を付加しなければいけません。


ブラーエフェクトをかける



疑似カットにブラーエフェクトのアイコンをドラッグ&ドロップ。

キーフレーム14.jpg

ブラーエフェクトのエフェクトエディタが開きます。

開かなかった場合はタイムラインの青い線がエフェクトを乗せたカット上にあることを確認して "エフェクトモード" ボタンをクリック。

アスペクト比を修正10.png

レコードモニタの操作ボタンがエフェクト用になります。(下図黄枠) エフェクトをかけた最初と最後のフレームに、キーフレームが自動で付きます。

キーフレーム15.jpg


ブラーエフェクトをキーフレームで動かす



タイムラインを触ってエフェクトモードから抜けてしまった場合は、(タイムラインの青い線がエフェクトを乗せたカット上にあることを確認して)"エフェクトモード" ボタンをクリックして、もう一度エフェクトモードへ。

アスペクト比を修正10.png

エフェクトモードから抜けずにエフェクトを乗せるカット上でシャトルするには、レコードモニタのシャトル領域(下図赤枠内)で青い線をドラッグするか、   キーを使います。

キーフレーム18.jpg

シャトルして、真ん中あたりの、ぼかし領域を選びやすいフレームを選択。

ぼかす領域を操作しやすいように、レコードモニタを75%にズームアウト。( Ctrl   キーを押すか "縮小" ボタンをクリック)

キーフレーム19.jpg

エフェクトエディタで "楕円ツール" をクリックしてオンにして、ぼかしたい部分をドラッグして楕円で囲みます。楕円にブラーがかかります。

キーフレーム20.jpg

"キーフレーム追加" ボタンをクリック。今打ったキーフレームが(ピンクの三角)で追加され、両側の三角印が(灰色の三角)になります。(ピンクの三角)は変更中のキーフレームを表しています。

キーフレーム21.jpg

次に、最初のフレームのぼかしの位置を調整。

①カットの先頭フレームの▲(灰色)をクリックして選択(▲ピンクになる)、②ぼかし部分をクリックして選択(丸が表示される)、③ぼかしを人が出現するあたりにドラッグして移動。

キーフレーム22.jpg

④楕円の四隅にある点をマウスで掴んでドラッグし、楕円の形と大きさを変更。

キーフレーム23.jpg

これまでキーフレームは3点。1点目は最初のフレームでぼかし位置は左端。2点目は真ん中あたりのフレームでぼかし位置は中央上部。1点目と2点目の間のフレームのぼかしの大きさと位置は、直線的に補完されます。

キーフレーム24.png

キーフレーム①と②の間をシャトル(下図黄枠内)して、ぼかしから人がはみ出ているフレームを探します。発見したら、ぼかしの位置と大きさを調整(下図赤矢印のように)。

キーフレーム25.jpg

調整したフレームには、自動的にキーフレーム▲ピンクが打たれます。打たれなかったら "キーフレーム追加" ボタンをクリック。

キーフレーム26.jpg

キーフレーム①と②の間が終わったら、カットの最後のキーフレーム③を調整。(下図赤矢印のようにぼかしをドラッグして調整)

キーフレーム27.jpg

キーフレーム②と③の間にいくつかキーフレームを追加して、位置と大きさの調整は終了。

キーフレーム28.jpg

結果を確認するには "ループ再生" ボタンが便利。エフェクトをかけたカットをループ再生してくれます。

キーフレーム29.png

ループ再生を止めるには、どこかをクリックするか、 スペース  キーを押す。


ところで、キーフレームを消したり、複数選択したりするには?



キーフレームを消すには、キーフレームの三角印をクリックして▲ピンクにして、 delete  キーを押します。

キーフレームを複数同時に選択するには、まず1つのキーフレームを選択して▲ピンクにし、 shift  キーまたは  Ctrl  キーを押しながら、他のキーフレームの三角印▲灰色をクリックします。

キーフレームを全部選択するには、まず1つのキーフレームを選択して▲ピンクにし、 Ctrl  キーを押しながら  キーを押します。(なんか、できるときとできないときがある。青い線がキーフレーム上にあるとダメみたい)

キーフレームを複数選択して  delete  キーを押すと、選択したキーフレームが全部消えます。

キーフレームを選択して▲ピンクにし、 Alt  キーを押しながらドラッグすれば、そのキーフレームのパラメータを他のフレームへ動かすことができます。


ぼかしの境界をソフトにする



 Ctrl  キーを押しながら  キーを押すなどして、すべてのキーフレームを選択します。(▲ピンクにする) これをしないと、これから行う変更が全体に反映されず、選択されているキーフレームのみに反映され、おかしなことになってしまいます。

キーフレームを全部選択したら、ブラーエフェクトのエフェクトエディタで、"フェザリング" の左の三角印をクリックして、フェザリングの調整項目を下に開きます。

キーフレーム30.png

 H  か  V  を動かして数値を上げると、ぼかしの境界がソフトになります。"固定比率" がオンであれば、HとVは同時に動きます。25くらいがいいかな? でもまだ境界がはっきりっぽい。結局45にしました。

境界をソフトにしたら、せっかくぼかした人が境界部分にうっすらと見えてきてしまいました。

キーフレーム31.jpg

 Bias  を50から減らし、ソフトがかかる部分を外側にします。結局0まで減らしました。ちなみに、増やすとソフトがかかる部分が内側になり、ぼかし部分がその分狭くなります。

キーフレーム32.jpg

ついでに "アンチエイリアス" もオンにして完成。


もっとブラーエフェクト



使ってないですが、ブラーエフェクトはタイトルのように "トラッキング" でバックグラウンドの映像の動きを自動で追わせることもできるみたいです。

キーフレーム34.png

ブラーエフェクトの領域は複数作れます。それぞれを "オブジェクト" と呼びます。

オブジェクトを手前に持って来たり、奥へ持って行ったり、のボタン(下図赤枠)とオブジェクトの形(四角か丸)を決めるボタン(下図黄枠)や、

キーフレーム35.png

オブジェクトの四角や丸を自由に変形させるハンドル付きポインタを付加するボタンや回転ボタンがあります。

キーフレーム36.png

いろいろできるけど、ちょっと間違うと取り返しがつかなくなってしまう。いろいろやる前にシーケンスを複製しておく方が良いでしょう。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

他のアプリで作成したタイトルをインポート(アルファ付き) [レイヤードエフェクト]



作成中の V520M 1 シーケンスの先頭にタイトルを入れます。

時間をかけたくなかったので、タイトルはパワポで作って、それをフリーソフトで透過pngにし、Media Composer | First にキー付きでインポートしました。


パワポでタイトルを作成



パワポで作成したタイトル。

お題1.jpg

作り方。まず "家の中" と "歩き" を、"書式" の "ワードアートのスタイル" から選び、"文字の輪郭" の色を緑に。

お題2.png

"光沢とぼかし" で "サイズ" と "透過率" を変えました。標準のスタイルから変更したのは以上。

お題3.png

"ポポ" は標準の(別の)スタイルのままで、傾きだけ変更。

お題4.jpg

パワポからpngで保存し、Windows のペイントアプリで開き、文字部分のみ切り出して上書き保存しました。


フリーソフト "手軽に透明png" で透過pngを作成



Google で "透過png" で検索し、アルファ付きpngを作れるツールを探しました。フリーソフトの "手軽に透明png" をダウンロード。ダウンロードできるページに使い方も書いてあります。

"手軽に透明png" で保存したpngを開きます。

お題5.jpg

まず、外側の部分を透過にします。誤差許容度を100程度にして、"塗りつぶしモード(赤丸)" で外側の白い部分をクリック(黄丸)。外側が透過になりました。

お題7.png

次に、誤差許容度を50程度にして、文字の内部(黄丸の部分)をクリックして透過に。

お題8.png

最後にを何度かクリックして、ふちに残った半端な色のピクセルをきれいにしました。

お題9.png

で、"お題キー付き.png" という名前で、ダウンロードフォルダにCGフォルダを作って保存。ホント、お手軽。


ビンを作る



Media Composer | First を起動し、V520M 1 プロジェクトを開きます。"お題キー付き.png" ファイルは、新しいビンにインポートします。

プロジェクト・ウインドウの  新規ビン  ボタンをクリックして、新しいビンを作りました。新しいビンには自動的に "プロジェクト名 Bin" という名前が付きますが、"テキスト入力待機" 状態になっているので、ビンの名前を変えたい場合はすぐに変更できます。

お題10.png


アルファ付き png ファイルをインポート



"お題キー付き.png" は、ダウンロードフォルダにCGフォルダを作って保存していました。そのフォルダをソースブラウザで開きます。

ソースブラウザでフォルダの表示領域を広げ、

お題11.png

"ホームディレクトリへ移動" ボタンをクリック。左の "フォルダ表示領域" に個人フォルダが開きます。Downloads フォルダの左の三角印をクリックして下に開き、CGフォルダをクリック。右の "フォルダ内容表示領域" に、先ほど保存した "お題キー付き.png" ファイルが見えてきます。

お題12.png


お題13.png

"リンク" か "インポート" の選択で "インポート" の丸をクリックして選択(青丸に)し、黄色の枠内を確認し、"お題キー付き.png" ファイルを選択して  Enter  キーを押すか、 インポート  ボタンをクリック。

お題14.png

V520M 1 Bin ビンに "お題キー付き.png" ファイルができました。

お題15.png

ダブルクリックしてソースモニタで確認。

お題16.jpg


トラックセレクターパネルをまとめてオン/オフ



試しにシーケンスに乗せてみます。現在タイムラインは下図の状態。アルファ付きpngファイルは V4 に乗せます。

お題17.png

下図のようにドラッグして、タイムラインセレクターパネルをまとめてオフにします。

お題18.png

この方法だと個別にクリックしなくても、マウスをドラッグした領域に含まれるトラックセレクターパネルが、オンのものはオフに、オフのものはオンになるので、トラックが多数あるときは便利。TC1 トラックは編集に関係ないので、オンでもオフでも良いです。


アルファ付き png ファイルをシーケンスに編集



pngファイルは最初のカットに乗せてみます。タイムラインのその場所にイン、アウト点を打ちます。

①Home キーを押すなどしてタイムラインの青い線を最初のカット上に置き、②トラックセレクターパネル V2 をクリックしてオンにして、③ キーを押すか、"マーククリップ" ボタンをクリック。選択されているトラックのカットの範囲にイン、アウト点が打たれます。

お題20.png

イン、アウト点を打ったら、トラックセレクターパネルの V2 をオフに戻します。

 Ctrl   Y  キーを押して  V4  トラックを追加し、トラックセレクターパネルでソース側の  V1  をクリックして、レコード側の  V4  へドラッグし、

お題21.png

 V1  と  V4  を接続。

お題22.png

ソースモニタを選択(モニタ内をクリックするか、 ESC  キーを押す)し、 キーを押すか "上書き" ボタンをクリック。

お題23.jpg
png ファイルが V4 トラックのイン、アウト間に入りました。編集すると、Media Composer | First は次の編集に備え、イン、アウト点をクリアします。

お題24.jpg

インポートした png ファイルはこんな感じで乗りました。

お題25.jpg

文字の位置など調整する必要がありますが、それは後日。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

インポートしたタイトルのエッジ調整(3Dマットキー) [レイヤードエフェクト]



アルファ付きpngファイルをインポートしたところ、自動的にマットキーエフェクトになり、シーケンスに乗せるとアルファチャネルが透過になって反映されました。

今回はこれをエフェクトエディタで開いて、エッジ調整してみます。


エフェクト編集ワークスペースを開く



エフェクトのかかり方を大きく見たいので、 "エフェクトモード" ボタンではなく "エフェクト編集ワークスペース" を使ってエフェクトモードに入ってみます。

タイムラインのアルファ付きpngファイルのところに青い線を置き、

マットキー1.png

"ワークスペース" メニューから "エフェクト編集" をクリック。

マットキー2.png

コンポーザー・ウインドウがシングルモニタになり、エフェクトエディタとタイムライン含め 3つのウインドウがうまく並びました。

マットキー3s.jpg


マットキーのエッジの調整



コンポーザー・ウインドウをクリックして選択し Ctrl   キーを2回押して拡大。選択しているウインドウが違ったら、他のところが拡大されたりして、おかしなことになります。

マットキー4.jpg

"エフェクトエディタ" の右下の、"プロモート" ボタンをクリック。

マットキー5.png

"マットキー" が "3Dマットキー" に昇進します。

"エッジ調整" の左横の三角印をクリックして下に広げ、 フィルタ   →  1 センター   127  →  174 ソフト   127  →  255  にしました。

マットキー6.png

"ポ" はこんな感じ。

マットキー7.jpg

モニタの中で見る位置を変えるには、 Ctrl  キーと  Alt  キーを同時に押しながらモニタ内をクリックし、マウスポインタが "手" の形になったらドラッグします。

緑枠の文字 "中" のエッジが広がりすぎだったので、

マットキー9.jpg

 フィルタ   1  →  2  にしました。

マットキー8.jpg

位置調整は後日にします。

nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:動画

アルファチャネルと画像を別々にインポートして合成 [レイヤードエフェクト]



引き続き、他のアプリで作成したタイトルのインポートの記録です。


今回は、アルファ無し画像ファイルとアルファチャネル用の白黒画像ファイルを別々にインポートして合成する方法を試してみました。


アルファチャネル画像ファイルの準備(フリーのGIMPアプリで)



アルファ無し画像ファイルとしては、前に使った "お題キー付き.png" の元ファイル、"お題.png" を使います。

アルファチャネル用の画像ファイルは、フリーの GIMP というアプリで作成しました。

アルファを別に17.jpg

作成したファイルは "お題のキー2.png" という名前で前々回作成した CG フォルダに保存しました。


アルファのない画像ファイルのインポート



V520M 1 シーケンスを複製して、V520M 1 Copy.01 を作成。
ソースブラウザで、お気に入りにした "CG" フォルダを開きます。

"インポート" の右にある歯車アイコンをクリックして "インポート設定" を開き、アルファチャネルを "無効" にします。こうしておかないと、アルファなし画像ファイルもマットキーとしてインポートするようです。(16:9にするときの足りない部分がキーになった)

アルファを別に1.png

"インポート" にチェックマーク(青丸)が付いていることと "保存先ビン" を確認。

アルファチャネルのファイル "お題のキー2.png" と、画像ファイル "お題.png" を、 Ctrl  キーを押しながらクリックして2つとも選択し、 Enter  キーを押すか、 インポート  ボタンをクリック。

アルファを別に2.png

2つのファイルがインポートされてビンに入りました。

アルファを別に3.png


カットの削除



V520M 1 シーケンスから複製した V520M 1 Copy.01 シーケンスですが、アルファ付きpngファイルがV4に乗っています。今回これは不要なので、削除します。

アルファを別に4.png

①タイムラインで、削除したいカットがあるトラックをトラックセレクターパネルで選択し、②削除したいカットの上に青い線を置き、③ キー(マーククリップ)を押して削除したい部分にイン、アウト点を打ち、④ キー(リフト)を押します。マウスで操作する場合は、③レコードモニタまたはタイムラインの "マーククリップ" ボタンをクリックして、削除したい部分にイン、アウト点を打ち、④"リフト" ボタンをクリックします。

アルファを別に5.png

削除できました。

間違って他のトラックも選択していたり、 キー(リフト)じゃなくて  キー(削除)を押してしまったりした場合は、 CTRL  やり直しできます。


画像とアルファチャネルを合成する



アルファ付きでない画像とその画像用のアルファチャネルの白黒ファイルがあるとき、アルファチャネルを使ってキーを抜くには、ビデオトラックを2つ使います。下のトラックに画像、上のトラックにアルファチャネルの白黒画像を置き、白黒画像にマットキーエフェクトを乗せます。

今回はV3とV4を使います。

まず、画像ファイルを入れるシーケンスの場所にイン、アウト点を打ちます。今回も、最初のカットの上にタイトルを重ねるので、次のように操作しました。

トラックセレクターパネルで  V2  だけを選択した状態にし、青い線を最初のカットに置いて、 キー(マーククリップ)を押してイン、アウト点を打ちます。(マウスで操作する場合はレコードモニタまたはタイムラインの "マーククリップ" ボタンをクリック)

アルファを別に19.png

画像("お題.png")をビンで選択して  Enter  キーを押すなどして、ソースモニターに入れます。

タイムラインでソース側の  V1  トラックをクリック&ドラッグして、レコード側の  V3  トラックに接続。

アルファを別に7.png

V3 のみオンになっている状態にします。

アルファを別に6.png

 B  キーを押して上書き編集。(または "上書き" ボタンをクリック) V3 に画像が入ります。

アルファを別に20.png

マットキーになっていないので、下の映像がすべて隠れました。

アルファを別に21.png

そのまま  キー(マーククリップ)を押してイン、アウト点を打ち、タイムラインでソース側の  V1  トラックをクリック&ドラッグして、レコード側の  V4  トラックに接続。

アルファを別に8.png

V4のみオンになっている状態にします。

アルファを別に22.png

アルファチャネルの画像("お題のキー2.png")をビンで選択して  Enter  キーを押すなどして、ソースモニターに入れ、 B  キーを押して上書き編集。(または "上書き" ボタンをクリック) V4 に画像が入ります。

これもマットキーになっていないので、下の映像がすべて隠れました。

アルファを別に23.png

マットキーエフェクト(プロジェクト・ウインドウのエフェクトボタン>フィルタ>Key>マットキー)を白黒画像のカットに乗せます。

アルファを別に24.png

抜けましたが、上下の黒がじゃま。(画像ファイルが16:9でなかったので、黒で補完された部分)

アルファを別に25.jpg

エフェクトエディタが開いてなかったら、タイムラインの "エフェクトモード" ボタンをクリックして開きます。

アスペクト比を修正10.png

 Crop  の左の三角印をクリックして下に開き、(Top) を右に、 B (Bottom)を左に動かします。上下の黒の部分がクロップされてなくなり、下の映像が見えてきました。

アルファを別に26.jpg


アルファを別に27.png



アルファ付き画像ファイルをインポートして乗せたシーケンス V520M 1 と、今回の V520M 1.Copy.01 を比較しましたが、僕の腕ではあまり違いはないようです。

Media Composer | First の中でできる調整は限られているので、画像を作るときに品質が良いものを作るのが大事なんでしょう、きっと。



nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:動画

iPhone 写真をパン&ズームして動きをつける [レイヤードエフェクト]



他のアプリで作成したタイトルをインポートして作った動画のタイトル。猫が歩いているカットの上に乗せましたが、どうもよくない。で、タイトル用にカットを作って、その上に乗せることにしました。

タイトル用のカットは iPhone 6 で撮った写真(3264 x 2448)から作りました。


インポートとパン&ズーム



Media Composer | First は、写真(静止画)をインポートすると、勝手にプロジェクトの画角(HDだと1920x1080)にリサイズします。

インポート時にリサイズ.jpg

インポートだと、いったん1980x1080にしてしまうため、ズームインを行うと、デジカメのデジタルズームみたいに画面が粗くなってしまいます。

"パン&ズーム" という特別なリンク方法を使うと、高解像度の元絵はそのままに、使いどころを決め、位置や大きさを変えて、高画質のままズームインや動きをつけることができます。

インポート時にリサイズ2.jpg


作業開始



Media Composer | First を起動し、V520M 1 プロジェクトを開き、V520M 1 シーケンスをビンでダブルクリックして、シーケンスをレコードモニタとタイムラインに表示して、作業開始。

写真1.png


シーケンスに空白部分(フィラー)を追加する



"タイムライン" メニューから、フィラーを追加>開始点 を順にクリック。

写真2.png

下図黄枠のようにシーケンスの先頭に 30秒の空白が追加されます。シーケンスの開始タイムコードも 30秒早くなるので注意。(下図赤枠) 僕は気にしませんが、気にする場合は開始タイムコードを変更できます。

写真3.png

ちなみにアビッドは、シーケンスのおしりや空の(まだ編集されていない)シーケンスに空白を入れることはできないようです。何かのカットがあるシーケンスであれば、先頭や青い線がある位置("タイムライン" メニューから、フィラーを追加>この位置 を順にクリック)に空白を入れることができます。

"開始点" の場合はトラックセレクターパネルのオン/オフの状態に関係なく全トラックに空白が入ります。"この位置" の場合はトラックセレクターパネルがオンのトラックにだけ空白が入ります。

空白の長さは、Media Composer | First では30秒と決まっているようです。長さを変える設定メニューの類は見当たりません。

2017年9月19日 訂正"開始点" の空白の長さを変える設定メニューが "タイムライン設定" の中にありました。

無理やり長さを設定する方法はあります。タイムラインに目的の長さで適当にイン、アウト点を打ち、タイムライン>フィラーを追加>この位置 をやれば、青い線の位置にイン、アウト間の長さで空白を入れられます。下図は10秒の例。

写真4.png

写真5.png

"開始点" の場合はカウントダウンの意味合いを持ち、トラックのオン/オフ状態を意識せず空白が入り、映像始まり位置のタイムコードを変えない。"この位置" の場合は編集として空白を入れる操作を想定している、ということ?


ところで、イン、アウト点を、長さを指定して正確に打つには?



たとえば、イン、アウト間を10秒にしたい場合、

①コンポーザー・ウインドウのレコードモニタをクリックするなどして選択状態にします。

②レコードモニタかタイムラインでイン点( または  キーを押すか、"イン点" ボタンをクリック)を打ちます。このとき、青い線とイン点は同じ場所。

③キーパッド(テンキー、num キー)の +  キーを押します。レコードモニタに "+" が入った状態のテキストボックスが出てきます。

写真6.jpg

④キーパッドで   0   0   0   Enter  と打ちます。

写真7.jpg

青い線がイン点から10秒後に移動するので、⑤そこにアウト点( R  または  O  キーを押すか、"アウト点" ボタンをクリック)を打てば、イン、アウト間が正確に10秒になります。

 -  から打ち始めれば、青い線がある位置から前方向へ移動できます。

数字から打ち始めれば、入力したタイムコード位置へ移動できます。

 +  から打ち始めれば相対位置移動、数字から打ち始めれば絶対位置移動。この操作はソースモニタでも使えます。


パン&ズームの操作



iPhone で撮った写真 "IMG_0155.JPG" を以前作ったダウンロードフォルダの iPhone フォルダに置きました。

パン&ズームの画像を乗せるトラックはどこでもいいですが、今回は V1 を使います。

トラックセレクターパネルで  V4  をクリックしてオフにし、 V1  をクリックしてオンに。

プロジェクト・ウインドウのエフェクトボタンをクリックしてエフェクトのリストを開き、"フィルタ" タブのImage をクリックし、Avid Pan & Zoom のアイコンを V1 の空白位置にドラッグ&ドロップします。

写真8.png

エフェクトエディタが開きます。開かなかったらタイムラインの "エフェクトモード" ボタンをクリック。

エフェクトエディタで Import image... の左の四角印をクリック。

写真9.png

エクスプローラーが開くので、ファイルを置いたフォルダ(個人フォルダ>ダウンロード>iPhone に置いたので、そこ)を開きます。

写真10.jpg

"IMG_0155.JPG" をクリックして選択して、"開く" をクリック。レコードモニタに画像が表示されました。

写真11.jpg

モニタ内をよく見ると、白い四角枠が2つ(外側濃い、内側薄い)あります。外側の枠が1920x1080にリサイズされる領域。内側の枠はセーフ領域。

エフェクトエディタの "Display:" プルダウンに "Source" と "Target" があります。

"Source" は元絵全体を見ながらどの部分を 1920x1080 に切り取るかを選びます。

"Target" は切り取られた部分を表示します。カメラのファインダーを見ているイメージ。

写真12.png

"Display: Source" にして、キーフレームでパン&ズームしていきます。

Size の Zoom Factor の丸をクリックして青丸にし、右にドラッグすると、レコードモニタで白枠が小さくなります。つまりズームイン。青丸になっていれば数値入力できるし、 左右矢印  キーで微調整も可能。

写真13.png

位置を動かすには、レコードモニタで白枠の中心にある点をドラッグするか、

写真14.jpg

エフェクトエディタの Position の X Pos(左右方向)か Y Pos(上下方向)をドラッグします。青丸になっていれば数値入力できるし、 左右矢印  キーで微調整も可能。

写真15.png

"Display: Source"。

写真16.jpg

"Display: Target"。右にパンしすぎて、右端に黒が見えてしまいました。

写真17.jpg

黒が見えなくなるまで X Pos を  左矢印  キーで調整。

写真18.png

"Display: Source" に戻し、先頭にキーフレームを追加。

写真19.jpg

先頭から5秒あたりにもキーフレームを打ち、

写真20.jpg

エフェクトエディタで X Pos を 0 にして(X Pos の丸をクリックして青丸にし、 Enter )、パンを中央に。

写真21.png

ここからズームアウト。先頭から7秒あたりにキーフレームを打ち、Size を 1.00 にして(Zoom Factor の丸をクリックして青丸にし、 1  Enter )、画面全体が Display: Target に収まるようにします。

写真22.jpg

左から中央までパンして、そこからズームアウトして全景を表示、という動きにしました。

Verocity を変えると、キーフレームの前後の動きが滑らかになります。

写真23.png

In: Ease In はキーフレームの直前でパンのスピードが遅くなります。
Out: Ease Out はキーフレームの直後、パンのスピードがゆっくり始まります。
Path: Spline は、キーフレーム前後の動きが滑らかになります

Linear だとパンのスピードは一定で、キーフレーム前後でカクっと動きます。

Filter はメニューの下ほどシャープになるようです。(つまり品質が良い?) そのかわりレンダリング時間はかかるし、リアルタイムパフォーマンスを食います。

In: Ease In、Out: Ease Out、Path: Spline、Filter: Avid Ultra Qual に設定しました。

In、Out、Path はキーフレームごとの設定なので、すべてのキーフレームが自分が思う通りの設定になっていることを(キーフレームを1つずつクリックして)再度確認したほうが良いです。

最後に Display: Target にして終わり。そうしないと、エフェクトエディタを閉じても Display: Source の状態がレコードモニタに表示されっぱなしになり、再生すると Source と Target がパタパタしました。


パン&ズーム部分を短くしてレンダリング



30秒は長いので、先頭から10秒だけ使います。

①先頭から10秒後に移動。青い線をシーケンスの先頭に置いて、キーパッド(テンキー、num キー)の +     0   0   0   Enter  と打つ。

②イン点( または  キーを押すか、"イン点" ボタンをクリック)を打つ。


写真24.png

左矢印  キーで1フレ戻って、アウト点( R  または  O  キーを押すか、"アウト点" ボタンをクリック)を打つ。

トラックセレクターパネルでトラックを全部選択。

⑥イン、アウト間を削除。 X  キーを押すか、"削除" ボタンをクリック。

写真25.png

パン&ズームの部分が10秒になりました。

パン&ズームのカットの上に青い線を置いて、エフェクトエディタを開きレンダリングして完成。レンダリングはなんと、1分10秒もかかりました。僕のPCのスペックはこちら。タイトルを乗せてからレンダリングすればよかったかなぁ。


動画のタイトルのカットをパン&ズームのカットの上へ移動



タイムラインで普通にカットを動かす手順どおりの操作です。


②"リフト/オーバーライト" ボタンをクリックしてオンに。

写真26.png

③タイトルのカット上にマウスのポイントを置くと、ポインタが赤の矢印("リフト/オーバーライト" アイコン)になります。その状態でクリックし、左へドラッグ。左端まで持っていきます。

動かす時に、コンポーザー・ウインドウが4画面になったけど、マウスを離したらもとに戻った。

写真27.png

④"上書きトリム" ボタンをクリックしてオンに。コンポーザー・ウインドウが "トリムモード" になりました。

写真28.png

⑤タイトルのカットの右端ちょっと内側にマウスポインタを持っていくと、ポインタが "上書きトリム" アイコンになります。そこでクリックして、 CTRL  キーを押しながら右へドラッグし、猫が歩いているカットの先頭に合わせます。 CTRL  キーを押しながら操作すると、カット点に合います。

写真29.png

できました。

写真30.jpg



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

3Dエフェクトでタイトルをくるくる動かす [レイヤードエフェクト]



シーケンスの先頭に置いたタイトルに3Dエフェクトを追加し、タイトルに動きをつけます。

Media Composer | First を起動し、V520M 1 プロジェクトを開き、V520M 1 シーケンスをビンでダブルクリックして、シーケンスをレコードモニタとタイムラインに表示して、作業開始。


3Dエフェクトでタイトルを動かす



タイムラインで、3Dエフェクトを追加するカット(下図黄枠)の上に青い線を置き、 "エフェクト編集" ワークスペースを開きます。

3Dエフェクト1.png

3Dマットキーのエフェクトエディタが開きました。前にエッジ調整だけやったもの。

タイトルのカット10秒のうち、最初の5秒で猫を左からパンしてくるので、その5秒間で、右横から小さな文字のタイトルが入ってくるようにしました。次に5秒から7秒で猫をズームアウトするので、タイトルをズームインしてもともとの大きさの文字にしました。

やったことを順に書きます。

 Ctrl  キーを押しながら  キーを2回押すか、"縮小" ボタンを2回クリックして、レコードモニタの表示を50%にズームアウト。

3Dエフェクト2.jpg

まず7秒のところの位置決め。

①レコードモニタのシャトル領域で、青い線を7秒の位置に。

②エフェクトエディタの右端に縦に並ぶボタン列の中で、"XY" ボタンをクリック。

③レコードモニタで白い枠内をクリックし、下へドラッグして文字を画面の下部に。

④"キーフレーム追加" ボタンをクリック。

キーフレームは③で自動的に付きます。が、レコードモニタでどのようにマウスを操作したかにより、キーフレームが打たれるパラメータが変わるようです。"キーフレーム追加" ボタンをクリックすれば、すべてのパラメータにキーフレームが打たれます。

さらに、エフェクトエディタ内の "位置"(下図黄枠内)の "Y" の丸をクリックして青丸にし、 左右矢印  キーや数値で文字の位置を正確に調整。左右にぶれてないように "X" が 0 であることも確認。

3Dエフェクト3.jpg

次に5秒のところの位置と文字の大きさ。

①レコードモニタのシャトル領域で、青い線を5秒の位置に。

②エフェクトエディタの右端に縦に並ぶボタン列の中で、"スケール" ボタンをクリック。

③レコードモニタで白い枠の右上の点を左下へドラッグして文字を小さく。

④"キーフレーム追加" ボタンをクリック。

さらに正確に調整したい場合は、エフェクトエディタ内の "スケール"(下図黄枠内)の "固定比率" にチェックマークを付けて縦横比を固定し、"X" か "Y" の丸をクリックして青丸にし、 左右矢印  キーや数値で文字の大きさを正確に調整できます。

3Dエフェクト4.jpg

次は最初の位置の調整。5秒のフレームと同じ大きさの(小さくした)文字が、画面右横から入ってくるようにしました。

①レコードモニタのシャトル領域で、青い線を0秒の位置(先頭)に。

②レコードモニタで白い枠内をクリックし(このとき中心-ポインタが手の形になる-をクリックしないこと-選択しているキーフレームが変わってしまう現象がありました)、右横へドラッグして文字を画面の外へ。

③"キーフレーム追加" ボタンをクリック。

さらにエフェクトエディタで "位置" の "Y" の値が変わっていない(上下にぶれていない)ことを確認。ぶれていた場合は "Y" の丸をクリックして青丸にし、 左右矢印  キーで調整。

3Dエフェクト5.jpg

最後はタイトルがくるくるまわりながら画面の外へ出ていくようにしました。8秒からまわり始め、9秒で上へ飛び出て、最後の1秒はタイトル無し。

①レコードモニタのシャトル領域で、青い線を8秒の位置に。

②"キーフレーム追加" ボタンをクリック。

3Dエフェクト6.jpg

③青い線を8秒5フレームへ移動。

④もう一度 "キーフレーム追加" ボタンをクリック。8秒までは回転を始めず、8秒から8秒5フレまで回転させるためです。

⑤エフェクトエディタの右端に縦に並ぶボタン列の中で、"X 回転" ボタンをクリック。上下のハンドルが出てきます。

3Dエフェクト7.jpg

⑥下の点をクリックして上へドラッグ。白い枠がぐるっと回転。このとき、画像の下が手前に来るような回転になります。逆に回転させる場合は上のハンドルを掴み下へドラッグすればいいんだね。なるほど。

エフェクトエディタを見ると、"回転" の "X" が "178" になっていました。ドラッグだけではきれいにひっくり返すことができなかったので、"X" の丸をクリックして青丸にして  右矢印  キーを2回押して "180" にしました。

3Dエフェクト8.jpg


回転させる場合の注意点



以降9秒まで5フレ毎にキーフレームを打ち、"回転" の "X" を "360"、"540"、"720"、"900"、"1080" にすれば良い... と思ったら、"720" までしかない!"720" で下のハンドルを持って回転させると、数値がいったん "540" に戻って "720" になるので、"360"、"540"、"720→540"、"720→540"、"720" になってしまい、結果が変に。

困った!試しに "720" を "-720" にして、以後 "-540"、"-360" としてみたけど、やっぱり "540"→"-720" のところが変。

で、"X" が "0" のキーフレーム 4つを  Ctrl  キーを押しながらクリックして複数選択して、エフェクト始まりから回転始まりまでの "X" を "-720" に変更し、

3Dエフェクト15.jpg

回転をかけるキーフレームを "-540"、"-360"、"-180"、"0"、"180"、"360" にしました。

3Dエフェクト16.jpg

他にいいやり方があったのかなぁ。ひとまずこれで回転はOK になりました。

最後に9秒のところで上へ飛び出るようにするため、9秒の "位置" の "X" を "690" に。


個別のパラメータだけキーフレームを削除する



再生してみると、8秒から回転が始まるけど上に動かず、突然9秒のちょっと前から上に飛び出しました。キーフレームの設定がおかしいみたい。

"回転" のとき、8秒から9秒まで5フレ毎にキーフレームを打ちました。そのとき、8秒5フレ、10フレ、15フレの3つは、レコードモニタの "キーフレームを追加" ボタンをクリックしてキーフレームを打った(と思う)ので、"位置" のパラメータにもキーフレームがついたんだと思います。8秒20フレ、25フレ、9秒の3つは、多分文字をマウスでくるっと動かしたときに自動的に付いたキーフレームなのでしょう。(レコードモニタでのマウスの操作に関係ないパラメータにはキーフレームが付かないようです)

実際は何が原因かよくわかりませんが、"位置" の動き始めが 8秒15フレからになっていました。

"位置" は8秒と9秒の間、リニアに動いてほしいので、8秒と9秒の間の間違った "位置" パラメータのキーフレームを削除します。

操作しやすいように、エフェクトエディタのウインドウを横に拡げます。

3Dエフェクト11.png

キーフレームグラフが表示されていない場合は、エフェクトエディタの右下の "キーフレームグラフの表示/非表示" ボタンをクリックすると表示できます。(1回で出てこない場合は2回クリックすると出てきます-表示のバグ?)

3Dエフェクト17.png

キーフレームグラフを拡大して、

3Dエフェクト12.png

"位置" の行にある不要な3つのキーフレームを  Ctrl  キーを押しながらクリックして複数選択し、

3Dエフェクト13.png

 Delete  キーを押して "位置" グループのキーフレームを削除。

3Dエフェクト14.png

同じ操作で、パラメータのグループ内の各設定項目(たとえば、"位置" グループ内の "X" だけとか)を個別に消すこともできます。

とりあえず、完成。


余談:エフェクトの中の個別のパラメータにキーフレームを追加する方法



キーフレームを追加する場合、レコードモニタではなくエフェクトエディタの "キーフレーム追加" ボタンを使うと、パラメータの各項目だけにキーフレームを追加することができます。

2017年10月4日 訂正: 上記の文章は間違いです。レコードモニタの "キーフレーム追加" ボタンはエフェクトエディタの "キーフレーム追加" ボタンの設定(チェックマークが付いているもの)どおり機能するので、レコードモニタの "キーフレーム追加" ボタンでも、パラメータの各項目だけにキーフレームを追加することができます。

3Dエフェクト18.png

キーフレームを追加したいパラメータや項目を選択(角項目の四角ボタンや丸をクリックして青にする)したり、三角印をクリックしてある項目を開いたりした上で "キーフレームを追加" ボタンをクリックし、メニューの中のどれかをクリックすれば、エフェクトの中の個別のパラメータを選択して、パラメータ毎にキーフレームを打つことができます。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

BGM に合わせて 3D キーフレームをいじった [レイヤードエフェクト]



以前ダウンロードした、音のおまけファイルから BGM を選んで貼りつけます。

Windows の個人フォルダのダウンロードフォルダにダウンロードしていた2つの音のおまけファイルのうち、楽曲のほうの Sound Ideas | 50 Music Tracks の中から選びます。

BGM 1.png

各ファイルをダブルクリックして Windows Media Player で聞き、ちょっとおどけた曲 Construction-Crew-WAM010101_CartoonComedy.mp3 を使うことにしました。

現在のシーケンス、こうなってます。

BGM 2.png


音楽ファイルを Media Composer | First で再生



映像ファイルを再生する場合とやり方は同じ。ソースブラウザで曲のファイルがあるフォルダを開きます。

"ホームディレクトリへ移動" ボタン(下図赤丸)をクリックして左の領域に個人フォルダを表示、左の領域でフォルダ名の左の三角印をクリックして下に開き、Download フォルダを同様にして下に開き、Sound_Ideas_A...>Avid-mp3-48k と開いていきます。Avid-mp3-48k フォルダの内容を右に表示。Construction-Crew-WAM010101_CartoonC... が使うファイル。

ソースブラウザの選択が "リンク"(下図黄枠)になっていることも確認。

BGM 3.png

まずはダブルクリックしてソースモニタに入れ、 スペース  キーを押すか、ソースモニタの "PLAY" ボタン(下図赤丸)をクリックして曲を聴き、選択に間違いないか確かめます。

映像がないファイルなので、画面は灰色っぽい黒。

BGM 4.png

音声クリップの場合は、映像付きクリップとはアイコンが違ってます。(上図黄枠) これは、"オーディオの、リンクされたマスタークリップ" というアイコン。音声ファイルの実体が Media Composer | First の外にある場合のアイコン。ソースブラウザで "リンク" を選択していたので、こうなりました。

"インポート" した場合は、音声ファイルは PCM に変換されて、アビッド MXF OP Atom 形式に包まれ、Avid MediaFiles フォルダ内に置かれます。ビンでは "オーディオのマスタークリップ" というアイコンになります。

BGM 6.png は、オーディオのマスタークリップ
BGM 7.png は、オーディオの、リンクされたマスタークリップ


音楽を編集



映像を編集する場合と同じ。いくつか方法があります。

方法その1:

にょろにょろ編集の場合は、レコードモニタで青い線をクリップの先頭に置き、レコードモニタをクリックして、そのままタイムラインのシーケンスの A2 トラックの下あたりにドラッグすると、

BGM 9.png

 A3 A4  トラックが出現します。

マウスクリックしたまま  Ctrl  キーを押しながら、 A3 A4  トラックの先頭へドラッグし、シーケンスの頭にくっつけてドロップ。

BGM 8.png

音声トラックがA3とA4に編集できました。

 Ctrl   キーを何度か押してトラック幅を縮小し、トラック全体を見ると、このようになりました。

BGM 11.png

方法その2:

バシっと編集する場合は、トラックセレクターパネルでソース側の  A1 A2  をレコード側の  A3 A4  に接続してそれらのトラックのみオンにし、レコード側の  A1 A2 V1  ~  V4  がオフの状態で、レコードモニタの青い線とタイムラインの青い線を先頭に置いて、 キーか  キー、または "スプライスイン" ボタンか "上書き" ボタンをクリックして編集します。

BGM 10.png


BGM に合わせて 3D キーフレームを変更



再生してみると、最初のタイトルのところ、文字がくるくる上へ飛び出していく部分に、ちょうど音楽のピチカートの部分が合わせられそうです。

ピチカートの部分にイン、アウト点を打ってみました。

BGM 12.jpg

ピチカートの始まりは文字の回転の始まりと合ってるけど、ピチカートの終わりにまだ文字が残っています。

BGM 13.jpg

ピチカートの終わりで文字が画面を飛び出るように、くるくる上へ飛び出していく部分を短くします。

"エフェクト編集" ワークスペースを開き、エフェクトエディタでキーフレームグラフの表示位置ダイアルを右にドラッグし、くるくる回転のキーフレームを真ん中に表示して、

BGM 14.png

"Hスケールバー" を右へドラッグして変更するキーフレームを触りやすいようにします。

BGM 15.png

使っているパラメータは "回転" と "位置"。最後のキーフレーム(文字が画面から飛び出たところ)を少し手前のアウト点のフレームあたりに移動したい。"位置" のキーフレームはいいけど "回転" はたくさんキーフレームが打ってあり、全部のキーフレームを同じ比率で短くする(左へ移動する)必要がある。これは大変。

"回転" のキーフレームは5フレ毎に文字を180度回転させながら打ちました。よく考えると、-720から

BGM 17.png

540までリニアに回転しているので、両端以外のキーフレームがなくても回転するはず。

BGM 18.png

YとZも0で変わってない。

なので、間の5つのキーフレームは不要と判断。削除します。

エフェクトエディタの "回転" の三角印を5つ、 Shift  キーを押しながらクリックして複数選択(下図黄枠)。すると、レコードモニタのキーフレームは3つがピンク(下図赤枠)になりました。

BGM 16.jpg

これは、ピンクになった3つのキーフレームは "回転" のパラメータしか持っていないので、それを削除するとキーフレームそのものが消えるけど、残りの2つは灰色で "回転" のパラメータを消しても他のパラメータにキーフレームがあるため、レコードモニタのキーフレームは消えない、ということでしょう

 Delete  キーを押すと、こうなりました。なるほど。

BGM 19.jpg

"回転" と "位置" 以外のキーフレームは不要なので、打ってあったとしても不要なもの。残りの2つも消します。

エフェクトエディタの一番上の "3D Matte Key" の行にある2つのキーフレームを  Shift  キーを押しながらクリックして複数選択(下図黄枠)し、 Delete  キーを押して削除。

BGM 20.jpg

うまくいきました。再生してみると、文字は前と同じように、くるくる回転して画面の外に出て行きました。


もしかして前の操作にはかなりムダがあった?



ムダその1:

"回転" のキーフレームを消した後、残った2つのキーフレームは "位置"、"回転" 以外のものなので、消す必要はなかったのでは...

BGM 20.jpg

ムダその2:

そもそも単純に、レコードモニタ側で5つのキーフレームを消せば良かったのでは...

BGM 21.jpg


キーフレームを移動する



文字が画面を飛び出したところのキーフレームを、アウト点でマークしたフレーム 00;59;38;22 に移動します。

レコードモニタでキーフレームの三角印をクリックしてピンクの三角印▲にして、 Alt  キーを押しながら、キーフレームを左に移動して、フレーム 00;59;38;22 に合わせました。

文字がくるくる上へ飛び出していく部分に音楽のピチカートの部分を合わせることができました!



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:動画
レイヤードエフェクト ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。