SSブログ

逆回しクリップを作ってカットを差し替え [モーションエフェクト]



引き続き映像部分を見直ししてます。現在シーケンスには8つのカットが並んでます。

逆回し1.png

①タイトル(アルファ付きタイトルをインポートし、エッジ調整し、パン&ズームと合成し、くるくる回したもの)
猫歩き(iPhoneの静止画から作った)
③玉遊び(吹き出しトラッキングしてルビを追加
④布団の上でもじもじ
猫モミモミ(iPhoneの静止画から作った)
⑥布団の上でうとうと
⑦背もたれでもじもじ
⑧背もたれでうとうと(ぼかしをつけた

最後のカット、猫の寝顔から始まって背中で終わりますが、最後は寝顔で終わらせたい。無理やりですが、最後のカットを逆回しにします。


シーケンスの複製



まずは V520M 1 シーケンスのバックアップを作っておきます。

ビンでシーケンスのアイコン部分をクリックして選択し、 Ctrl   キーを押すか、"編集" メニューから "複製" をクリック。

逆回し2.png

V520M 1.Copy.02 シーケンスができました。


シーケンスの削除



以前複製して作った V520M 1.Copy.01 シーケンスはもう必要ないので削除します。シーケンスを削除するには、シーケンスを選択して  Delete  キーを押すか、"編集" メニューから "削除" をクリック。

逆回し3.png

Delete x sequence(s) の左の四角印をクリックしてチェックマークをオンにして、 OK  をクリック。シーケンスが消えます。

シーケンスを削除しても、使われていた映像、音声そのものは消えません。(下図の青枠の部分 ー マスタークリップやメディアファイルは消えない)

アスペクト比を修正2-2.png


シーケンスからマスタークリップを作る(ビデオミックスダウン)



タイムコードトラックの下図の赤枠あたりを  Ctrl  キーを押しながらクリックして青い線をカット点に置き、

逆回し5.png

 I  または  キーを押してイン点を打ちます。(マウスで操作する場合は、タイムラインまたはレコードモニタの "イン点" ボタンをクリック)

次に、シーケンスの終わりへ青い線を置き、 または  キーを押してアウト点を打ちます。(マウスで操作する場合は、タイムラインまたはレコードモニタの "アウト点" ボタンをクリック)
逆回し4.png
イン、アウト間をビデオミックスダウン

14秒程度のミックスダウンに45秒かかりました。ぼかし部分でちょっと進行バーが遅くなった感じだったので、エフェクトがもっと複雑だともっと時間がかかるかも。これは PC のスペックにも依りますね。

逆回し6.png


マスタークリップから逆回しクリップを作る



モーションエフェクトクリップを作る手順でモーションエフェクトを開き、

%スピードを "-100"
2フィールドモーションエフェクトのレンダリングを "VTR スタイル"

にして  作成  をクリック。

逆回し7.png

作成されるモーションエフェクトクリップを保存するビンをどこにするか聞いてきます。

この前やったとき、作成済みのビン(xxxx Clips ビンや xxxx Sequences ビン)を選択すると、モーションエフェクトクリップが、ソースモニタには表示されるがビンに入らない、という現象があったので、今回も  新規ビン  を作成。

V520M 1,ビデオミックスダウン,1 (-30.00 FPS) マスタークリップができました。

逆回し8.png

モーションエフェクトクリップがビンに表示されない現象ですが、そういえば前々回にフリーズフレームを作った時、作成したフリーズフレームがなぜかビンに表示されない、という現象がありました。フリーズフレームもモーションエフェクトの一種なので、同じ問題でしょう。


カットを差し替える



音声は不要なので、音声含め最後のカットを逆回しクリップに差し替えます。

ソース側の逆回しクリップは V1 のみだけど、レコード側はV1、V2、A1、A2 を差し替える(V2 には黒を、A1、A2 には無音を上書きしたい)ので、それらのトラックがトラックセレクターパネルでオンになっていることを確認。

差し替え場所に、イン、アウト点が付いているのを確認。

逆回し4.png

ソースモニタの逆回しクリップの先頭に青い線があることを確認し、 キーを押すか "上書き" ボタンをクリック。

逆回し9.jpg

逆回し10.png

カットの差し替えができました。レコード側のトラックセレクターパネルは全部オンだったので、V4、V3、V2には黒が、A1、A2には無音が編集されました。

でも、再生してみると、映像が黒になり、リアルタイムで再生できないようです。仕方ないのでレンダリングします。

青い線をレンダリングするカットの上に置き(下図黄丸)、タイムラインを横に拡げて隠れていたボタンを表示させ、"エフェクトのレンダリング" ボタン(下図赤丸)をクリック。

逆回し12.png

レンダリングしました。


カットを差し替える他の方法



前の例のように律儀に差し替えなくても、いったんイン、アウト間を  X  キーまたは "削除" ボタンで削除し、逆回しクリップを同じ場所に編集する、という方法もあります。

また、マウスドラッグで操作したい場合は、"リフト/オーバーライド" ボタンをオンにして、ソースモニタから、V2へドラッグ&ドロップして上書きすれば、V1トラックを削除しなくても、V2に置いた逆回しクリップでV1が見えなくなります。

ただし、レンダリングするときに、逆回しクリップだけじゃなくてV1もレンダリングしようとする(Media Composer | First には、有償版にある、最低限必要なところだけ Media Composer が判断してレンダリングしてくれる、エキスパートレンダーがありません)ので、やっぱり消しておいた方がいいです。どうせ音は消すんだし。

タイムラインでカットを消すには、"リフト/オーバーライト" か "削除/スプライスイン" をオンにして、消すカットを選択して  Delete  キーを押します。

エフェクトが乗っているカットは、1回目の削除でエフェクトだけが削除され、2回目でカットそのものが削除される場合もあるので、しつこく  Delete  キーを押さないと。


白へフェードアウト



シーケンスの最後はクイックトランジッションで白へフェードアウトさせました。


トラブルシューティング: この操作を行うにはソースマテリアルが不十分です



今回のカットの差し替え方法はスリーポイント編集の一種(だと思う)。その操作方法と言うかルールと言うか、気がついたことを記します。

スリーポイント編集A

ソース側にイン点、アウト点を打ち、レコード側にイン点のみを打ち、"スプライスイン" か "上書き" で編集。

スリーポイント編集B

ソース側にイン点のみ、レコード側にイン点とアウト点を打ち、"スプライスイン" か "上書き" で編集。

このとき "スプライスイン" の場合 "上書き" されず、レコード側のイン点とアウト点の長さでイン点の位置から ”スプライスイン" 編集される。シーケンスの長さがその分長くなる。

ソース側やレコード側にイン点、アウト点がどちらか、または両方ない場合

青い線がある位置がイン点、クリップの終わりがアウト点とみなされる。編集尺の長さ(ソース側かレコード側で短い方がイン点、アウト点が両方あるとみなされるみたい)、イン点、アウト点が実際にあるかどうかによって、AかBの編集が実行される。

Media Composer | First がイン、アウト間の長さの不整合を検出したら、下図のようなエラーを表示するようです。

たとえば、シーケンスにイン、アウト点が打ってあって、ソースモニタにイン、アウト点がなく青い線がクリップの最後あたりにあって、編集しようとした場合など。

逆回し11.png



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

タイムラインでカットの順番を変える [タイムライン]



今回も前回同様、映像部分の見直しです。現在シーケンスには8つのカットが並んでます。

ミックスとフリーズ1.png

①タイトル(アルファ付きタイトルをインポートし、エッジ調整し、パン&ズームと合成し、くるくる回したもの)
猫歩き(iPhoneの静止画から作った)
③玉遊び(吹き出しトラッキングしてルビを追加
④布団の上でもじもじ
猫モミモミ(iPhoneの静止画から作った)
⑥背もたれでうとうと(ぼかしをつけた
⑦背もたれでもじもじ
⑧布団の上でうとうと

⑤と⑧が布団の上、⑥と⑦が背もたれ。⑤の次を⑧にして、⑥を最後のカットにしたほうが良さそう。順番が⑤⑧⑦⑥になるように、カットの順番を入れ替えます。


まずはタイムラインで にょろっと動かしたけど 失敗!



"スマートツールトグル" (逆コの字)の部分をクリックして、スマートツールをいったんすべてオフにし、

カットの順番1.png

"削除/スプライスイン" ボタンをクリックしてオンに。

カットの順番2.png

"リンク選択のトグル" ボタンをクリックしてオンに。

カットの順番3.png

動かしたいカットをクリックして、そのカットを選択(青っぽくなる)。"リンク選択のトグル" をオンにしているので、クリックしたカットに関連する他のトラック(A1とA2)のカットもすべて選択されます。

カットの順番4.png

そのままにょろにょろ移動先へドラッグし、 Ctrl  キーを押しながら(カット点にくっつけて)ドロップ。簡単に移動できたけど...

カットの順番5.png

動いたのがV1、A1、A2だけだったので、V2のぼかしの位置がずれてしまいました。失敗。

カットの順番6.jpg


う~ん、V2もV1に合わせて動かさないとダメだ... じゃあ、V2に疑似的にカットを作って、V2、V1、A1、A2を動かせばいいのかな?


疑似カットを作って にょろっと動かしたらうまくいった



 Ctrl  キーを押しながら、タイムコードトラックの⑦と⑧の間あたり(下図赤枠のところ)をクリックして⑧のカットの先頭に青い線をくっつけ、"編集点追加" ボタン(下図黄丸)をクリック。

V2に、動かしたいカットと同じ幅の疑似カットができました。

カットの順番9.png

"リンク選択のトグル" がオンのまま、さっきと同じように動かしたいカットをクリック。関連する他のトラック(A1とA2)のカットも選択されます。さらに  Shift  キーを押しながらV2の疑似カットもクリックし、4つのトラックを選択。

カットの順番10.png

そのままにょろにょろ移動先へドラッグし、 Ctrl  キーを押しながら(カット点にくっつけて)ドロップ。V2のぼかし部分も移動しました。うまくいきました。

カットの順番11.jpg


カット&ペーストで ばしっと動かす



僕が好きな方法は、にょろっとドラッグではなく、イン、アウトを打ってマウスクリックとキーボードで ばしっと動かす方法です。手順はちょっと増えますが、動きが早いし気持ちいい。

①"スマートツールトグル" (逆コの字)の部分をクリックしてスマートツールをいったんすべてオフにし、

カットの順番1.png

②"削除/スプライスイン" ボタンをクリックしてオンに。ここまでは同じ。

カットの順番2.png

③動かしたいカットにイン、アウト点を打ちます。

タイムコードトラックで、 Ctrl  キーを押しながら、動かすカットの先頭あたりをクリックして青い線を先頭にくっつけ、  または  キーでイン点を打ち、 Ctrl  キーを押しながら、動かすカットの最後あたりをクリックして青い線をカットのおしりにくっつけ、  O  または  R  キーでアウト点を打ちます。

または、動かしたいカットの上に青い線を置き、

カットの順番12.png

トラックセレクターパネルで  V4  をクリックしてオフにし、 V1  をクリックしてオンにして、 キーを押すか、"マーククリップ" ボタンをクリック。

Ctrl   キーを押してトラックセレクターパネルの全トラックをオンにします。"編集" メニューから "すべてのトラックを選択" をクリックしても良いです。

カットの順番13.png

ところで、トラックセレクターパネルの全トラックをオフにするには  Ctrl   Shift   キーを押すか、"編集" メニューから "全トラックの選択解除" をクリック。

キーを押してカットをカット。("削除" ボタンをクリックでも良いです)

⑥タイムコードトラックで、 Ctrl  キーを押しながら、動かし先のカット点近辺(下図赤枠あたり)をクリック。青い線が切り取ったカットを入れたい場所にくっつきます。

カットの順番14.png

Ctrl  キーを押しながら  キーを押して貼り付け。"編集" メニューから "ペースト" でも良いです。

カットの順番15.png

カットを ばしっと動かすことができました。


"貼り付け(ペースト)" の動き



ところで、手順②で "削除/スプライスイン" ボタンをクリックしてオンにしましたが、"リフト/オーバーライト" がオンのときは、手順⑦の操作で、挿入ではなく上書きで貼り付けられます。

じゃあ、両方オンのときや両方オフのときは? と言うと、タイムライン設定の "編集" タブの "デフォルトセグメントツール" の選択で決まるようです。

カットの順番16.png


余談: タイムラインで複数カットを選択する方法



ドラッグ&ドロップでタイムラインのカットを複数動かすとき、カットを複数同時に選択しなくちゃいけませんが、その方法です。

まず、"リフト/オーバーライト" か "削除/スプライスイン" がオンであること。

で  Shift  キーを押しながらトラックのカットを一つずつクリックすると複数選択ができます(青っぽくなる)。 "リンク選択のトグル" ボタンがオンのときでも  Shift  キーを使った複数選択可能で、関連する、しないに関わらず複数選択できます。

もっとすばやく多くのカットを複数選択するには、マウスでドラッグして囲みます。ドラッグを始める位置は、タイムコードトラックと映像音声トラックの間の隙間(下図黄色の枠内)。

カットの順番7.png

選択したいカットを囲むようにドラッグすると、マウスで囲んだ範囲が複数選択できます。

カットの順番8.png

さらに、選択されたカットがあるトラックのトラックセレクターパネルが、自動的にオンになりました。



nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:動画

ビデオミックスダウンとフリーズフレーム [タイムライン]



現在のシーケンスこんな感じ。8つのカットが並んでます。

ミックスとフリーズ1.png

①タイトル(アルファ付きタイトルをインポートし、エッジ調整し、パン&ズームと合成し、くるくる回したもの)
猫歩き(iPhoneの静止画から作った)
③玉遊び(吹き出しトラッキングしてルビを追加
④布団の上でもじもじ
猫モミモミ(iPhoneの静止画から作った)
⑥背もたれでうとうと(ぼかしをつけた
⑦背もたれでもじもじ
⑧布団の上でうとうと

①と②の間、歩き始めが気になります。

ちょっとディゾルブをかけたいですが、①も②も iPhone 静止画から作ったものなので、ディゾルブ用の "のりしろ" がない。トリミングして重ねようかとも思ったけど、①も②も複数トラックなので面倒っぽい。で、②の先頭フレームでフリーズフレームを作って①の終わりにかぶせ、そこにディゾルブっぽいエフェクトをかけることにしました。


シーケンスからマスタークリップを作る(ビデオミックスダウン)



フリーズフレームを作るにはマスタークリップが必要なので、②の先頭フレームをビデオミックスダウンで切り出し、マスタークリップを作ります。

下図の赤枠あたり(2か所のうちどちらか)を  Ctrl  キーを押しながらクリックし、②の先頭フレームを頭出し。

ミックスとフリーズ2.png

 I  または  キーを押してイン点を打ちます。今回は1フレだけ切り出すので、再生位置を動かさずに  または  キーを押してアウト点を打ちます。(マウスで操作する場合は、タイムラインまたはレコードモニタの "イン点" ボタンと "アウト点" ボタンを順にクリック)

フレームの直前にイン点、直後にアウト点が打たれました。

ミックスとフリーズ3.jpg

ビデオミックスダウンは "再生したときに見える" ところしかミックスしないので、ビデオトラックのモニタ位置のアイコンが正しい位置にあることを確認。今回はV1とV2が合成された部分(下図赤枠)を使いたいので、モニタ位置は(下図黄枠のように)V2より上になければなりません。(V4 で良い)

ミックスとフリーズ11.png

"タイムライン" メニューから ミックスダウン>ビデオ... をクリック。

ミックスとフリーズ4.png

"保存先ビン" と "解像度" を確認して  OK 

ミックスとフリーズ5.png

V520M 1 Bin ビンに "V520M 1,ビデオミックスダウン,1" というマスタークリップができました。

ミックスとフリーズ6.png

タイムコードはシーケンスのタイムコードがそのまま付きました。イン、アウト間が1フレだったので、できたクリップの尺も1フレ。

ビデオミックスダウンはレンダリングと同じく新しいファイルを作る操作。できたファイルは"保存先ドライブ" の Avid MediaFiles > MXF > 番号フォルダ の下に置かれます。


フリーズフレームを作成



ミックスダウンして作った1フレのマスタークリップを、ビンでダブルクリックしてソースモニタに入れます。

ソースモニタをクリックしてソースモニタが選択された状態にします。(選択されてなかったら "メディアドライブ選択" ウインドウが表示されず、何も起こらないので注意)

"コンポーザー" メニューから フリーズフレーム>デュレーションを指定... をクリック。

ミックスとフリーズ7.png

10(10フレーム)を入力して  OK  をクリック。

ミックスとフリーズ8.png

"メディアドライブ選択" で  OK  をクリック。

"ビン選択" で保存先ビンを選択するか、"新規ビン" を作成して保存先にします。今回は "V520M 1 Bin" ビンを保存先にして、 OK  をクリック。

"ビデオエフェクトを作成中" の進行状況が表示され、終了すると、作成したフリーズフレームがソースモニタに入ります。

なぜかビンには表示されませんでした。どこ行っちゃったんだろ... ソースモニタの左上の "モーションエフェクト" アイコンをビンへドラッグ&ドロップすれば、サブクリップとしてビンに入れられます。後で再利用しないのであれば、ビンに保存する必要ないです。

ミックスとフリーズ9.jpg

10フレームのフリーズフレームができました。


ドラッグ&ドロップで にょろっと上書き編集



10フレのフリーズフレームをシーケンスに編集します。今回はドラッグ&ドロップでにょろにょろ編集してみます。

①タイムラインのイン点、アウト点をクリア。

レコードモニタかタイムラインをクリックして、どちらかのウインドウを選択し、 キーを押すか、"イン/アウト消去" ボタンをクリック。

ミックスとフリーズ12.png

②作業しやすいように、タイムラインを横に拡大。

タイムラインウインドウを左へ広げ、下図赤矢印のように、スケールバーを右へドラッグ。

ミックスとフリーズ13.png

フリーズフレームのクリップは下図の黄色の部分に入れたい。

ミックスとフリーズ10.png

③リフト/オーバーライトをオンに。

ミックスとフリーズ14.png

④ソースモニタをクリックして、タイムラインのV2トラックへドラッグ。

ミックスとフリーズ15.jpg

青い線の前に置きたいのに、青い線の後ろに行ってしまう...

ミックスとフリーズ16.png

 Alt  キーを押しながら左へドラッグしていくと、青い線の前に置けました。

ミックスとフリーズ17.png

このような動きをするのはタイムライン設定のせい。

プロジェクト・ウインドウの "設定" タブをクリックし、設定リストを下へスクロールすると、Timeline という設定項目があります。それをダブルクリックして開きます。

空白追加訂正2.png編集タブをクリックして開き、"Segment Drag Snap" という設定項目を確認。チェックマークが入っていると、青い線や編集点にくっつく動きをします。前にくっつけたい場合は Alt  キーを押しながらドラッグ。

ミックスとフリーズ18.png

"Segment Drag Snap" のチェックマークをオフにすると、青い線やカット点に影響されず、自由に置けます。

ミックスとフリーズ19.png

"Segment Drag Snap" のチェックマークがオフのとき、青い線やカット点に影響されたい(変な日本語?)場合は、

 Ctrl  キーを押しながらドラッグ&ドロップ - 青い線やカット点の後ろにくっつきます。

 Ctrl  キーと  Alt  キーを押しながらドラッグ&ドロップ - 青い線やカット点の前にくっつきます。


レイヤードエフェクトでディゾルブっぽい効果を



V2に編集した10フレームのフリーズフレームに、ディゾルブっぽいエフェクトをかけます。フリーズフレームの最初はV1の映像が見えていて、徐々にV2が見えてきて、最後はV2の映像になるような効果。

レイヤにかけるエフェクトで、下のトラックと上のトラックを合成するエフェクトには、3Dワープ、スーパーインポーズ、ピクチャーインピクチャーなどがあります。今回は、スーパーインポーズを使ってみます。

プロジェクト・ウインドウのエフェクトボタンをクリックしてエフェクトのリストを開き、"フィルタ" タブの Brend をクリックして開きます。

右側で "スーパーインポーズ" のアイコンを V2 の10フレのフリーズフレームのカット上にドラッグ&ドロップ。

ミックスとフリーズ20.jpg

エフェクトエディタが開かなかった場合は、"エフェクトモード" ボタンをクリックして開きます。

アスペクト比を修正10.png

レコードモニタで青い線をカットの先頭に置き、エフェクトエディタで Foreground の Level を 0 にして、キーフレームを追加。

ミックスとフリーズ21.jpg

レコードモニタで青い線をカットの最後のフレームに置き、エフェクトエディタで Foreground の Level を 100 にして、キーフレームを追加。

ミックスとフリーズ22.jpg

①と②の間、良くなりました。


余談: 他のエフェクトで同じ効果を



スーパーインポーズと同じ効果を3Dワープで作るには、"フォアグラウンド" の "透明度" でキーフレーム操作。

ミックスとフリーズ23.png

ピクチャーインピクチャーで作るには、全体を "スケール=100" にして、"フォアグラウンド" の "レベル" でキーフレーム操作。う~ん、統一感、ないなぁ...

ミックスとフリーズ24.png

スーパーインポーズとピクチャーインピクチャーには "3D プロモート" ボタンがあるので、もっと凝りたくなったら(くるくる回って入ってくるとか出ていくとか)3Dエフェクトに昇進させることができます。

ミックスとフリーズ25.png



nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:動画

"シーケンスに空白を追加" の訂正 他 [シーケンス]


"シーケンスに空白を追加" の訂正



2017年9月13日の記事で、シーケンスに空白を追加する方法を書きましたが、間違いがありました。"開始点" の空白の長さを変える設定メニューが "タイムライン設定" の中にありました。

プロジェクト・ウインドウの "設定" タブをクリックし、設定リストを下へスクロールすると、Timeline という設定項目があります。それをダブルクリック。

空白追加訂正2.png

編集タブをクリックして開くと、"開始フィラーの長さ" という設定項目がありました。

空白追加訂正1.png


ビンウインドウを1つにまとめる



プロジェクトを作成して最初にできた2つのビンは、1つのウインドウにまとまっていましたが、新しく作ったビンは独立したウインドウになりました。これを1つのウインドウにまとめる方法があります。

たとえば、3つのウインドウがある場合、

空白追加訂正3.png

この例では、V520M 1 Clips ビンと V520M 1 Sequences ビンは1つのウインドウにまとまっていて、V520M 1 Bin ビンが独立したビンです。

3つを1つにまとめるには、V520M 1 Bin のタブの部分(下図赤枠内)をクリックし、2つのビンがまとまっているビンウインドウのタブ列の右の空き部分(下図赤丸内)へドラッグ&ドロップ。

空白追加訂正4.png

3つのビンが1つのウインドウにまとまります。

バラすには、ビンのタブ部分(下図赤枠内)をクリックして、ビンウインドウの外へドラッグ&ドロップします。

空白追加訂正5.png



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

3Dエフェクトでタイトルをくるくる動かす [レイヤードエフェクト]



シーケンスの先頭に置いたタイトルに3Dエフェクトを追加し、タイトルに動きをつけます。

Media Composer | First を起動し、V520M 1 プロジェクトを開き、V520M 1 シーケンスをビンでダブルクリックして、シーケンスをレコードモニタとタイムラインに表示して、作業開始。


3Dエフェクトでタイトルを動かす



タイムラインで、3Dエフェクトを追加するカット(下図黄枠)の上に青い線を置き、 "エフェクト編集" ワークスペースを開きます。

3Dエフェクト1.png

3Dマットキーのエフェクトエディタが開きました。前にエッジ調整だけやったもの。

タイトルのカット10秒のうち、最初の5秒で猫を左からパンしてくるので、その5秒間で、右横から小さな文字のタイトルが入ってくるようにしました。次に5秒から7秒で猫をズームアウトするので、タイトルをズームインしてもともとの大きさの文字にしました。

やったことを順に書きます。

 Ctrl  キーを押しながら  キーを2回押すか、"縮小" ボタンを2回クリックして、レコードモニタの表示を50%にズームアウト。

3Dエフェクト2.jpg

まず7秒のところの位置決め。

①レコードモニタのシャトル領域で、青い線を7秒の位置に。

②エフェクトエディタの右端に縦に並ぶボタン列の中で、"XY" ボタンをクリック。

③レコードモニタで白い枠内をクリックし、下へドラッグして文字を画面の下部に。

④"キーフレーム追加" ボタンをクリック。

キーフレームは③で自動的に付きます。が、レコードモニタでどのようにマウスを操作したかにより、キーフレームが打たれるパラメータが変わるようです。"キーフレーム追加" ボタンをクリックすれば、すべてのパラメータにキーフレームが打たれます。

さらに、エフェクトエディタ内の "位置"(下図黄枠内)の "Y" の丸をクリックして青丸にし、 左右矢印  キーや数値で文字の位置を正確に調整。左右にぶれてないように "X" が 0 であることも確認。

3Dエフェクト3.jpg

次に5秒のところの位置と文字の大きさ。

①レコードモニタのシャトル領域で、青い線を5秒の位置に。

②エフェクトエディタの右端に縦に並ぶボタン列の中で、"スケール" ボタンをクリック。

③レコードモニタで白い枠の右上の点を左下へドラッグして文字を小さく。

④"キーフレーム追加" ボタンをクリック。

さらに正確に調整したい場合は、エフェクトエディタ内の "スケール"(下図黄枠内)の "固定比率" にチェックマークを付けて縦横比を固定し、"X" か "Y" の丸をクリックして青丸にし、 左右矢印  キーや数値で文字の大きさを正確に調整できます。

3Dエフェクト4.jpg

次は最初の位置の調整。5秒のフレームと同じ大きさの(小さくした)文字が、画面右横から入ってくるようにしました。

①レコードモニタのシャトル領域で、青い線を0秒の位置(先頭)に。

②レコードモニタで白い枠内をクリックし(このとき中心-ポインタが手の形になる-をクリックしないこと-選択しているキーフレームが変わってしまう現象がありました)、右横へドラッグして文字を画面の外へ。

③"キーフレーム追加" ボタンをクリック。

さらにエフェクトエディタで "位置" の "Y" の値が変わっていない(上下にぶれていない)ことを確認。ぶれていた場合は "Y" の丸をクリックして青丸にし、 左右矢印  キーで調整。

3Dエフェクト5.jpg

最後はタイトルがくるくるまわりながら画面の外へ出ていくようにしました。8秒からまわり始め、9秒で上へ飛び出て、最後の1秒はタイトル無し。

①レコードモニタのシャトル領域で、青い線を8秒の位置に。

②"キーフレーム追加" ボタンをクリック。

3Dエフェクト6.jpg

③青い線を8秒5フレームへ移動。

④もう一度 "キーフレーム追加" ボタンをクリック。8秒までは回転を始めず、8秒から8秒5フレまで回転させるためです。

⑤エフェクトエディタの右端に縦に並ぶボタン列の中で、"X 回転" ボタンをクリック。上下のハンドルが出てきます。

3Dエフェクト7.jpg

⑥下の点をクリックして上へドラッグ。白い枠がぐるっと回転。このとき、画像の下が手前に来るような回転になります。逆に回転させる場合は上のハンドルを掴み下へドラッグすればいいんだね。なるほど。

エフェクトエディタを見ると、"回転" の "X" が "178" になっていました。ドラッグだけではきれいにひっくり返すことができなかったので、"X" の丸をクリックして青丸にして  右矢印  キーを2回押して "180" にしました。

3Dエフェクト8.jpg


回転させる場合の注意点



以降9秒まで5フレ毎にキーフレームを打ち、"回転" の "X" を "360"、"540"、"720"、"900"、"1080" にすれば良い... と思ったら、"720" までしかない!"720" で下のハンドルを持って回転させると、数値がいったん "540" に戻って "720" になるので、"360"、"540"、"720→540"、"720→540"、"720" になってしまい、結果が変に。

困った!試しに "720" を "-720" にして、以後 "-540"、"-360" としてみたけど、やっぱり "540"→"-720" のところが変。

で、"X" が "0" のキーフレーム 4つを  Ctrl  キーを押しながらクリックして複数選択して、エフェクト始まりから回転始まりまでの "X" を "-720" に変更し、

3Dエフェクト15.jpg

回転をかけるキーフレームを "-540"、"-360"、"-180"、"0"、"180"、"360" にしました。

3Dエフェクト16.jpg

他にいいやり方があったのかなぁ。ひとまずこれで回転はOK になりました。

最後に9秒のところで上へ飛び出るようにするため、9秒の "位置" の "X" を "690" に。


個別のパラメータだけキーフレームを削除する



再生してみると、8秒から回転が始まるけど上に動かず、突然9秒のちょっと前から上に飛び出しました。キーフレームの設定がおかしいみたい。

"回転" のとき、8秒から9秒まで5フレ毎にキーフレームを打ちました。そのとき、8秒5フレ、10フレ、15フレの3つは、レコードモニタの "キーフレームを追加" ボタンをクリックしてキーフレームを打った(と思う)ので、"位置" のパラメータにもキーフレームがついたんだと思います。8秒20フレ、25フレ、9秒の3つは、多分文字をマウスでくるっと動かしたときに自動的に付いたキーフレームなのでしょう。(レコードモニタでのマウスの操作に関係ないパラメータにはキーフレームが付かないようです)

実際は何が原因かよくわかりませんが、"位置" の動き始めが 8秒15フレからになっていました。

"位置" は8秒と9秒の間、リニアに動いてほしいので、8秒と9秒の間の間違った "位置" パラメータのキーフレームを削除します。

操作しやすいように、エフェクトエディタのウインドウを横に拡げます。

3Dエフェクト11.png

キーフレームグラフが表示されていない場合は、エフェクトエディタの右下の "キーフレームグラフの表示/非表示" ボタンをクリックすると表示できます。(1回で出てこない場合は2回クリックすると出てきます-表示のバグ?)

3Dエフェクト17.png

キーフレームグラフを拡大して、

3Dエフェクト12.png

"位置" の行にある不要な3つのキーフレームを  Ctrl  キーを押しながらクリックして複数選択し、

3Dエフェクト13.png

 Delete  キーを押して "位置" グループのキーフレームを削除。

3Dエフェクト14.png

同じ操作で、パラメータのグループ内の各設定項目(たとえば、"位置" グループ内の "X" だけとか)を個別に消すこともできます。

とりあえず、完成。


余談:エフェクトの中の個別のパラメータにキーフレームを追加する方法



キーフレームを追加する場合、レコードモニタではなくエフェクトエディタの "キーフレーム追加" ボタンを使うと、パラメータの各項目だけにキーフレームを追加することができます。

2017年10月4日 訂正: 上記の文章は間違いです。レコードモニタの "キーフレーム追加" ボタンはエフェクトエディタの "キーフレーム追加" ボタンの設定(チェックマークが付いているもの)どおり機能するので、レコードモニタの "キーフレーム追加" ボタンでも、パラメータの各項目だけにキーフレームを追加することができます。

3Dエフェクト18.png

キーフレームを追加したいパラメータや項目を選択(角項目の四角ボタンや丸をクリックして青にする)したり、三角印をクリックしてある項目を開いたりした上で "キーフレームを追加" ボタンをクリックし、メニューの中のどれかをクリックすれば、エフェクトの中の個別のパラメータを選択して、パラメータ毎にキーフレームを打つことができます。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:動画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。